代表プロフィール

行政書士事務所つなぐ代表の岸 也数志です。

相続・事業の出口・外国人雇用を、手続きではなく設計から整える支援を行っています。人の想いが制度の中で置き去りにならないよう、現実に着地する形を一緒に作ります。

支援の軸について

現在の私の仕事の背景を形作ってきた経験は、主に次の4つです。

  • 介護・福祉の現場で、人の想いと向き合ってきた経験
  • 法人会で、中小企業の支援に携わってきた経験
  • 事業の立ち上げ・運営・譲渡の経験
  • 海外での事業に関わる中で感じた制度の壁

これらの現場で私は、人の想いや願いが、現実や制度の中で置き去りにされてしまう場面を何度も見てきました。そして多くの場合、それは努力不足や手続きのミスではなく、「想いの方向」と「手続き(設計)の方向」のズレから生まれていました。

何を選び、どの順序で進めるかで、その後の選択肢も結果も変わります。結果を左右するのは「手続き」そのものではなく、その前段にある「設計」なのです。

場当たり的に「今できる手続き」を進めてしまうと、本来の意図とは異なる結果に着地してしまうことがある。だから私は「整理」から始めます。

まず将来像と条件を整理し、何を使うべきかをリスクを考慮しつつ判断し、必要な手続きの流れを設計し、実行まで支援します。

初回相談で一緒に整理すること

初回は、いきなり手続きの話ではなく、状況と将来像を整理します。

・今、何が一番引っかかっているのか
・何を守りたいのか/どこに行きたいのか
・すぐ決めるべきこと/今決めなくていいこと
・取り得る選択肢と、その順番(設計)

その上で、必要な制度・手続きの選択肢と順番に落としていきます。納得できる判断と、あとから重くならない進め方を一緒に作ります。

以下では、そんな私の考えを形作った経験を物語っていきます。
少し長いのですが、ご興味がある方はご覧ください。

※以下は長文です。時間のあるときにお読みください。

プロフィール

原点:意味を求めて

若い頃、私は山登りに熱中しました。何もかも放り出し、ひたすら山に登り、ヒマラヤでは高度障害により命の危険を感じたこともあります。「なぜ?」と友人に問われても、当時の私には答えが見つかりませんでした。

やがてホスピスでボランティアをしたとき、私は答えの一端に触れました。

ホスピスで感じたのは、人が本当に恐れているのは肉体の死ではない、ということでした。それよりも、自分が生きて、誰かとともに笑い、泣き、喜び、悲しみ、日々生きていたという事実、自分が確かにこの世に存在したという事実が、まるごと消えてしまう感覚、自分の存在の意味が無になる感覚、その感覚をこそ、人は恐れているのだ、と思ったのです。

人は誰もが、自分の人生に意味を求めています。
その気づきこそが、私の活動の原点です。

想いと現実の狭間で

私の歩みは決して一直線ではありません。しかしその一つひとつが、「人の想い」と「現実」との狭間に立ち会う経験でした。

意味を求めていた時代(就職、介護)

実は、最初についた仕事は、商社での貿易の仕事でした。最初こそ一生懸命に取り組みましたが、すぐに「自分がこの仕事をやることに何の意味があるのだろう」と悩み始め、やる気を失ってしまいました。そして、恥ずかしながら1年ほどで退職してしまいました。

その後、障がいのある友人をきっかけに介護の仕事に携わりました。援助するつもりが、逆に高齢者の方々から多くを教わり、ときに救われ、「一人に寄り添う」ことの深さを知りました。

事業を動かす側に立って(立ち上げ・譲渡)

介護の仕事自体は楽しかったのですが、何かやりたい気持ちに突き動かされ、アウトドア業界でゼロからの事業立ち上げと、事業譲渡を経験しました。この事業譲渡直後にアウトドアブーム(第一次)が急速に終わってしまい、その後、譲渡先企業は倒産。自らの手を離れた事業の行方を目の当たりにし、市場環境の変化というものの恐ろしさと事業譲渡の難しさを学びました。

この経験は、のちに「事業の出口」や「承継・譲渡」を考えるときの、私の現実感になっています。

組織と制度の中で(通信放送・体調・再出発)

通信放送業界で勤務。当時の「通信と放送の融合」「放送のデジタル化」の波の中で、熱にうかされたように仕事に打ち込みました。国のプロジェクト、大規模案件に携わり、刺激的な経験もありましたが、同時に無理を重ねてしまい、最終的には体調を崩して退職しました。

療養も兼ねて某県に移住し、専業主夫として過ごしつつ、子どもの虐待防止活動にも参加しました。虐待の連鎖などの現実を知り、家庭は孤立した存在ではなく、地域や社会の仕組みに支えられて初めて守られるのだと実感しました。

経営者たちとの出会い(法人会)

体調も戻り、法人会にて勤務しました。法人会では、税制度の啓発活動にとどまらず、経営に関わるさまざまな課題を学ばせていただきました。資金繰り、雇用、取引先、家族との関係。経営者が、「現実」の連続と格闘している姿を目の当たりにし、感銘を受けました。

企業支援の一環として、県から委託を受けた少子化対策事業の責任者となったことで、「個人の幸せと企業の成功の両立」についても考えることになりました。そして、このテーマを実践しようとしている魅力的な経営者たちから、お話をうかがい、多くのことを学ばせていただくことができました。

また、事業承継の難しさを肌で知ったのもこのときでした。「後継者を決めれば終わり」ではなく、関係性・準備・順番・覚悟――複数の要素が絡み合い、簡単には進まない。だからこそ私は、手続きの前に「設計」が必要だと確信するようになりました。

制度の現実にぶつかる(海外)

諸般の事情で東京に戻り、すぐに、オーストラリアで幼児教室を開設しました。ビザの取得にはとても悩まされました。また、事業というものが、あるいは個人の生活そのものが、制度の枠組みの中で成り立つものだ、ということを強烈に思い知らされる経験もしました。この経験は、日本で外国人を雇用する企業や、日本で働く外国人の在留支援に取り組む原点となっています。

再び介護の現場へ(家族・生前対策・PMI)

東京に戻り、高齢者施設の管理者として働き、多くの利用者様やご家族に出会いました。現場だけでなく、家族やケアマネージャーさんとの話し合いも経験し、ご家族の複雑な思いと、ご本人の気持ちのすれ違いも実感しました。ときには、なんともやりきれない想いをする中、生前対策の重要性を感じる場面もあり、私が相続や生前対策の支援を行おうと決める直接のきっかけとなりました。

その施設が事業譲渡される際には、企業文化の違いから、部下が辞めていく姿を目の当たりにしました。事業譲渡後の統合過程(PMI)の難しさを実感しました。

父の事業譲渡

時間は遡りますが、父の事業譲渡にも立ち会いました。経営者として一線を退いた父が、その後、深い喪失感を感じている姿を見て、経営者にとって、事業とは人生そのものなのだとあらためて感じました。

いま私がしていること(結び)

私は、人の想いが、現実や制度の中で裏切られ、意味を見失ってしまう場面も数多く見てきました。

だからこそ、人の想いを言葉にし、制度の中で形にし、未来へと残すこと。それが今の私の活動の根幹になっています。

メッセージ

あなたが歩んできた人生や事業には、必ず意味があります。私はその意味を受け止め、言葉にし、制度に残し、未来へと橋渡しします。

人の中にある漠然とした想いが、言葉となり、願いとなったとき、、、その願いは、未来への道を照らす灯りになります。

あなたの想いを聴かせてください。私はあなたの伴走者でありたいと願っています。

行政書士事務所つなぐ 行政書士 岸也数志

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